2020年6月1日月曜日

蒲郡市の古書店

 三河湾に面する蒲郡市は、西浦温泉、三谷温泉といった温泉街や、テーマパークのラグーナテンボス、競艇場などが散在する観光都市として知られる。特にJR・名鉄蒲郡駅の南に広がるベイエリアには、水族館、ファンタジー館、ホテルなどが並び、すぐ沖合には歩道橋で結ばれ、島全体が天然記念物という竹島もある。
 古書店としては蒲郡駅前の市役所通り沿いに花木堂(かぼくどう)書店がある。古本屋名簿・古通手帖2011に掲載されていたみその書房は2011年に閉店したため、同店が市内では唯一の古書店。ただし、ブックオフが警察署の斜め前の市役所通りで営業。横に駐車場を配した平屋造りの中型店舗で、文庫、新書、コミックの商品量はなり多い。
 花木堂書店はウェブサイト「日本の古書店」に詩歌関係を主に掲載しているといい、店内でも珍しい詩集・歌集や文学関係の文庫、単行本の品揃えが多く、入り口付近には児童書も並ぶ。売り場は道路より少し高くなっているが、靴は履いたまま上がり、店主の指示にしたがってデイバッグなどの荷物は椅子の上に置いてから商品棚を見るようになっている。店内の通路が狭いためと思われ、それほど広くない売り場には壁面棚と島什器を使ってぎっしり古書が並べられている。きれいに棚が整理され、分類表示もしっかり行われているのも目を引く。店舗は市役所通りに沿って長く伸びる3階建てビルの端の1階で、紙の表示だけで看板がないが、遠くからも見えるよう2階に「古書買受」の紙が貼ってある。
 新刊書店としては、市役所の近くに精文館書店蒲郡店、蒲郡駅と三谷駅の間の県道沿いに精文館蒲郡三谷店が営業。いずれも駐車場併設のロードサイド店舗だが、蒲郡店2階はTSUTAYAのレンタルショップ。蒲郡三谷店は昨年5月に2階のTSUTAYAは閉店、ヨガ・フィットネスジムが入居した。書籍の品揃えは蒲郡三谷店の方が充実、広い文具売り場も併設している。このほか、蒲郡駅前には地域密着型書店の金原書店が営業。教科書取次店でもあるが、それほど広くない売り場では雑誌を中心に揃え、看板にはなぜか「本とハカリ」の文字。また、蒲郡駅前のアピタにくまざわ書店が出店していたが、今は撤退している。





0 件のコメント:

コメントを投稿

プーチン関連翻訳本『クレムリンの殺人者』

      朝日新聞出版から11月30日に発刊された翻訳本『クレムリンの殺人者』は、ロシアのウラジミール・プーチン大統領について書かれた書籍では最も内容が深いと言って間違いない。秘密警察の工作員、サンクトペテルブルクの副市長、クレムリンの管財部、首相代行、首相、そして大統領として...